まなてぃのはなし21
胸ビレと言ってしまっていますが、
この胸ビレには実はちゃんと指のように骨が形成されています。
しかもちゃんと5本の指が存在しているのです。
この胸ビレ(手)は、
泳ぐときに方向転換するときに役立ったりしますが、
ごはんを食べている時も
口元に添えて食べるのを補助していたりします。
またロープを噛み噛みするときも、
知らず知らずのうちにロープを胸ビレ(手)に添えて
行動していたりします。
そしてもちろん、この胸ビレ(手)が届く範囲で
かゆいところも、まるで猫の顔洗いのように動かしています。
そんなしぐさがなんだか哺乳類らしく、
かわいらしいなぁと、思わずぷっと顔がほころんでしまうのです。
さて、骨といえば、
Homosassaにある
Wildlife Park内にあるEducation Centerで、
本物の骨が展示されています。
そのうちの肋骨にあたる部分を持たせてもらったのですが、
思っていた以上に重い!
肋骨にあたる部分は、ほぼ体を支える状態になるからなのですが、
あの巨大な体を支えるには、
このくらいの重さでしっかりとした骨でないと、
無理なんだろうなぁと実感した体験でした。
それから、いつももぐもぐと口を動かしているマナティですが、
近寄ってきてモグモグされたときに歯の存在を感じません。
実はマナティには前歯がありません。
Molarsと呼ばれる歯があるのです。
Molarsとは、「臼歯」のこと。
23・4本くらい生えているそう。
この臼歯でPlantsをすりつぶすようにして食べています。
このとき口に入ってくる砂は外に出るような仕組みに
なっているようです。
そして、ロープを噛み噛みしているのは、
実は歯の掃除をしているのです。
すりつぶしたPlantsの繊維が残っているのでしょうか?
フロストがわりにPontoonのアンカーは
使われているのでした。
ボートのプロペラによる怪我もありますが、
そうやって人間とマナティが上手に
共存していければいいなぁと、
噛み噛みをしみじみとみてしまうのでした。
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